冬籠(読み)ふゆごもり

精選版 日本国語大辞典 「冬籠」の意味・読み・例文・類語

ふゆ‐ごもり【冬籠】

(古くは「ふゆこもり」)
[1] 〘名〙 冬の寒い間、人や動植物活動をやめて、家、巣、土中などにこもってしまうこと。《季・冬》
古今(905‐914)冬・三二三「雪降れば冬ごもりせる草も木も春に知られぬ花ぞ咲きける〈紀貫之〉」
[2] 「春」にかかる。かかり方未詳。
万葉(8C後)一・一六「冬木成(ふゆこもり) 春さりくれば 鳴かざりし 鳥も来鳴きぬ 咲かざりし 花も咲けれど」

ふゆ‐ごも・る【冬籠】

〘自ラ四〙 冬の寒い間、うちにこもっている。
※亭子院御集(10C中)「春がすみ雲のはやしによりこねば草木もさらに冬こもりけり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉プラス 「冬籠」の解説

冬籠(ふゆごもり)

大阪府高槻市、田辺屋が製造・販売する銘菓小倉餡をカステラ風の皮で二重に巻き込んだ棹物菓子

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