凌雲台(読み)りょううんだい

精選版 日本国語大辞典 「凌雲台」の意味・読み・例文・類語

りょううん‐だい【凌雲台】

中国魏の文帝洛陽に築いた楼台の名。明帝の時に壊れ、再び建てられた。その折、書家楼上の額を書かせたところ、その高さのために生きた心地がせず、下りて来た時には書家の髪が真っ白になっていたと伝える。凌雲観ともいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「凌雲台」の意味・読み・例文・類語

りょううん‐だい【凌雲台】

中国、文帝洛陽に築かせた楼閣。額に凌雲観と書かせるため書家を楼上に登らせたが、恐怖のため下りてきたときには頭髪が雪のように白くなっていたという。凌雲観。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android