精選版 日本国語大辞典 「凧・紙鳶」の意味・読み・例文・類語
たこ【凧・紙鳶】
〘名〙 細くけずった竹や木を骨組みにして紙や布などをはったもので、糸を引きながら風を利用して空中に高く揚げるおもちゃ。形は菱(ひし)形、長方形のもののほかに奴(やっこ)だこ、とんびだこなど、また絵だこ、字だこなどがある。そのほか中国の龍だこ、西洋の箱形だこなどきわめて種類が多い。たこのぼり。いかのぼり。いか。《季・新年‐春》
※俳諧・桃青三百韻附両吟二百韻(1678)「物の名も蛸や故郷のいかのぼり〈信徳〉 あふのく空は百余里の春〈芭蕉〉」
いか‐のぼり【凧・紙鳶】
※破提宇子(1620)七段「童部共のもてあそび烏賊籏(イカノボリ)とやらん云物をこしらへ」
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