(読み)でこ

精選版 日本国語大辞典 「凸」の意味・読み・例文・類語

でこ【凸】

〘名〙
① 突き出ていること。また、そのもの。凹(ぼこ)に対していう。
② 突き出た額(ひたい)。また、その人。おでこ
※雑俳・千枚分銅(1704)「でこでことなぶればでこで請流し」

つばく・む【凸】

〘自マ四〙 (「つはくむ」とも) つき出ている。高くなっている。また、くいちがう。凹凸がある。
※彌勒上生経賛平安初期点(850頃)「世尊の斉は厚くして、窊みてもあらず亜(ツハクミ)てもあらず」

とつ【凸】

〘名〙 つきでること。もりあがること。なかだか。〔工学字彙(1886)〕

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デジタル大辞泉 「凸」の意味・読み・例文・類語

とつ【凸】[漢字項目]

常用漢字] [音]トツ(漢) [訓]でこ
中央がつき出ている。「凸起凸版凸面鏡凹凸
難読凸凹でこぼこ凸柑ポンカン

でこ【凸】

突き出ていること。また、そのもの。
ひたい。また、額が突き出ていること。おでこ。

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