精選版 日本国語大辞典 「凹・窪」の意味・読み・例文・類語
くぼ‐・い【凹・窪】
〘形口〙 くぼ・し 〘形ク〙
くぼ‐げ
〘形動〙
くぼ‐さ
〘名〙
くぼ・む【凹・窪】
[1] 〘自マ五(四)〙
① 中央の部分が落ち込む。へこむ。くぼまる。
※霊異記(810‐824)下「是に海に沈み、水汚(クホ)みて溺れず〈真福寺本訓釈 汚 クホミテ〉」
② 埋もれる。しずむ。零落する。
[2] 〘他マ下二〙 ⇒くぼめる(凹)
くぼ【凹・窪】
〘名〙
① 周囲が高く中央が低くなっている所。くぼんだ所。くぼみ。
※霊異記(810‐824)中「摂津の国の東生の郡撫凹(クホ)の村に〈国会図書館本訓釈 凹 クホ〉」
※催馬楽(7C後‐8C)陰の名「久保(クボ)の名をば何とかいふ」
くぼま・る【凹・窪】
〘自ラ五(四)〙
① 周囲が高くて中央が低くなる。へこんだ形になる。くぼくなる。くぼむ。
※土左(935頃)承平五年二月一六日「池めいてくぼまり、みづつけるところあり」
② うずくまる。しゃがみこむ。
※書陵部本宇治拾遺(1221頃)二「此隣なるめのわらはのくぼまりゐて侍を」
くぼ・める【凹・窪】
〘他マ下一〙 くぼ・む 〘他マ下二〙 中を低くする。へこませる。くぼんだような状態にする。
くぼ‐・し【凹・窪】
〘形ク〙 ⇒くぼい(凹)
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