出で来(読み)イデク

デジタル大辞泉 「出で来」の意味・読み・例文・類語

いで・く【出で来】

[動カ変]
内から出てくる。現れる。
「げにいとあはれなりなど聞きながら、涙のつと―・こぬ、いとはしたなし」〈・一二七〉
生まれる。
「いまだ皇子姫君も―・きさせ給はず」〈平家・三〉
生じる。起こる。
「わろびたる事ども―・くるわざなめれば」〈帚木
巡り合う。でくわす。
三月一日に―・きたるの日」〈須磨

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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