出で立ち(読み)イデタチ

デジタル大辞泉 「出で立ち」の意味・読み・例文・類語

いで‐たち【出で立ち】

旅立ち。出立しゅったつ門出かどで。「出で立ちを見送る」
旅立ち、出陣などふだんと違った身ごしらえをすること。また、その身ごしらえ。「ものものしい出で立ち
門を出た所。門前
「わが二人見し―の百枝槻ももえつきの木」〈・二一三〉
旅立ちのさい食事送別宴会
「あすの―の残りを詰める」〈浄・盛衰記
旅立ちなどの晴れの行事の準備。
「ただ京の―をすれど」〈玉鬘
立身出世。栄達
大臣の後にて―もすべかりける人の」〈若紫
[類語]身支度旅装旅支度

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android