出水神社(読み)いずみじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「出水神社」の意味・読み・例文・類語

いずみ‐じんじゃ いづみ‥【出水神社】

熊本市水前寺公園にある神社。旧県社。細川家歴代藩主と忠興夫人玉子(ガラシャ)をまつる。明治一一年(一八七八)旧お茶屋水前寺成趣園の一角社殿建立

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日本歴史地名大系 「出水神社」の解説

出水神社
いずみじんじや

[現在地名]加賀市橋立町

橋立はしたて町の通称山崎の蛭場やまざきのひるば山に鎮座祭神は応神天皇・天津日高彦火火出見命・豊玉姫命・倉稲魂命。旧郷社。「延喜式」神名帳江沼えぬま郡「出水イツミノ神社」に比定される。「皇年代略記」暦仁元年(一二三八)八月一一日条に「加賀泉ノ神殿焼亡」とあるのも出水神社のことと考えられる。「加賀志徴」によると往古は出水(泉)ノ澗と称する海岸の入江に鎮座していたが、波濤により崩壊したため大野おおの山の元稲荷神堂の地に移り御山みやま八幡社と合祀、文政年間(一八一八―三〇)社号も八幡社としたという。「江沼志稿」には橋立村の鎮守国玉くにたま社と白山社の二社とあり、国玉社に「土俗八幡薬師ト云」と注記する。

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デジタル大辞泉プラス 「出水神社」の解説

出水神社

熊本県熊本市にある神社。“出水”は「いずみ」と読む。1877年建立。熊本藩初代藩主、細川藤孝(ふじたか)、2代藩主、細川忠興(ただおき)など歴代藩主と忠興の妻ガラシャを祀る。

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