精選版 日本国語大辞典 「出水」の意味・読み・例文・類語
で‐みず ‥みづ【出水】
いずみ いづみ【出水】
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鹿児島県北西端の市。2006年3月旧出水市と高尾野(たかおの)町,野田(のだ)町が合体して成立した。人口5万5621(2010)。
出水市東部の旧市。北は熊本県水俣市に接する。1954年出水町と米之津町が合体,市制。人口3万9155(2005)。古くは泉,和泉と書いたこともある。中心の出水は薩摩藩北辺の重要外城の一つだったところで,今でも武家屋敷が面影を残す。また江戸時代に出入りの取締りを行った野間の関の跡がある。北部は肥薩山地,南東は出水(紫尾)山地で,山地が広いが,北西は出水平野の一部で,水田は少ないが,畑地で野菜,果物の栽培が盛んなほか,特に苗木や庭園樹木の育成に特色があり,養鶏業も盛んである。市の西郊に第2次世界大戦中特攻基地があり,現在も碑があるが,大部分はゴルフ場になっている。西端の旧高尾野町との境にある荒崎海岸付近はツルの渡来地(特天)で毎年冬には最多1万羽のツルが舞う。戦前から国営アルコール工場があり,最近ではプラスチックや電子機器の工場ができた。八代海に面する米ノ津は天草諸島や長島との連絡港で物資の出入りが多く,また漁港,クルマエビ,ノリの養殖地でもあり,水産業が盛んである。市内に上場(うわば)遺跡,出水貝塚がある。2004年には九州新幹線の出水駅が開業し,鹿児島本線は肥薩おれんじ鉄道となった。
執筆者:服部 信彦
出水市西部の旧町。旧出水郡所属。1959年江内村と合体。人口1万4000(2005)。八代海に臨み,東は旧出水市に接する。町域は旧出水市の飛地をはさんで高尾野地区と江内地区に分かれる。先進的な農業地帯で米作,野菜・タバコ栽培,畜産などが行われ,花木,苗木の生産も盛ん。1963年完成の国営出水干拓地の6割が当町に編入された。74年には内陸工業団地が完成し,農産加工,電子工業などの企業も進出している。荒崎地区は隣接の旧出水市,旧野田町とともにシベリアから渡来するナベヅル,マナヅルの渡来地として特別天然記念物に指定されている。鹿児島本線(現,肥薩おれんじ鉄道),国道3号線が通じる。
出水市西端の旧町。旧出水郡所属。1975年町制。人口4752(2005)。南部は出水山地の一角を占め,町域の東縁を野田川および支流の御手洗(みたらい)川が北流し,流域西岸に広い沖積低地を形成して八代(やつしろ)海に注ぐ。鹿児島本線(現,肥薩おれんじ鉄道),国道3号線が通じ,野田郷(のだごう)駅を中心に市街地が発達する。中世は山門院(やまとのいん)野田郷に属する。米作およびタバコ,ネーブルオレンジなどの栽培が行われ,肉牛飼育,養豚,養鶏が盛んである。下名(しもみよう)の感応(かんのう)寺には島津忠久ら島津氏5代の供養塔がある。北部の旧出水市,旧高尾野町との境界付近の八代海に面する湿地帯は,鹿児島県のツルおよびその渡来地として特別天然記念物に指定されている。また,オールドカーフェスタの町として知られるようになった。
執筆者:吉成 直樹
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…すなわち,植物の幹を地上から少し上の所で切った場合,この切口から液が染み出てくることがしばしばある。これを溢泌(いつぴつ)または出水,出液bleeding,exudationという。その原因となる根における圧力が根圧である。…
※「出水」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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