出藍の誉れ(読み)シュツランノホマレ

デジタル大辞泉 「出藍の誉れ」の意味・読み・例文・類語

しゅつらん‐の‐ほまれ【出藍の誉れ】

弟子がその師よりもすぐれていること。→青はあいよりでて藍より青し

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

故事成語を知る辞典 「出藍の誉れ」の解説

出藍の誉れ

弟子が師匠よりもすぐれている、ということ。また、そういう評判を指すことば。

[使用例] 酒の上では完全に師匠格の私より出藍ほまれである[吉田健一河上徹太郎|1954]

[由来] 「荀子勧学」の一節、「青はこれを藍より取りて、藍よりも青し(青色染料は、藍という草から取るが、藍の色よりも青い)」から。これは、努力を続けていれば、指導してくれる先生よりもすぐれた結果を出せるということだ、と解釈されています。なお、現在にまで伝わる「荀子」のいくつかのバージョンの中には、「藍より取りて」ではなく「藍より出でて」となっているものもあり「出藍」の語はそれに基づいています。

〔異形〕青は藍より出でて藍より青し。

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ことわざを知る辞典 「出藍の誉れ」の解説

出藍の誉れ

[参照] 青は藍より出でて藍より青し

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