出風(読み)シュップウ

デジタル大辞泉 「出風」の意味・読み・例文・類語

しゅっ‐ぷう【出風】

能楽で、芸の力が外部に現れて、観客の目にはっきりわかる風体世阿弥用語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「出風」の意味・読み・例文・類語

だし‐かぜ【出風】

〘名〙 (船を出すのに便利な風の意) 陸地から海へ向かって吹く適当な風。だし。
※雪たゝき(1939)〈幸田露伴〉中「出(ダ)し風(カゼ)を吹出(ふきだ)し、海風を吹入れてゐる地」

しゅっ‐ぷう【出風】

〘名〙 能楽で、外部に現われ出た風体。
三道(1423)「舞ひ動く風躰の間に、即座一同の妙感をなす所也。是は、為手の感力の出風也」

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