刃針(読み)ハバリ

デジタル大辞泉 「刃針」の意味・読み・例文・類語

は‐ばり【刃針/××鍼】

ランセット
鍼術しんじゅつで用いる、双刃で先がとがっているはり鈹針ひしん

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「刃針」の意味・読み・例文・類語

は‐ばり【刃針】

〘名〙
中国の鍼(はり)一種。双刃(もろは)で先のとがった鍼。切開瀉血(しゃけつ)に用いる。披針(ひしん)
※俳諧・犬子集(1633)二「藤こぶにたつるは松の葉針哉〈吉貞〉」
② 外科用具の一つ。平たい双刃で先のとがったもの。種痘や、小切開に用いる。ランセット。乱切刀。
※遁花秘訣(1820)種法「葉針又は尋常の針頭成丈(なるたけ)新鮮の牛痘汁を附け取り」

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