分外(読み)ぶんがい

精選版 日本国語大辞典 「分外」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐がい ‥グヮイ【分外】

〘名〙 (形動)
身分分限を越えていること。分に過ぎること。また、そのさま。過分
結城氏新法度(1556)五〇条「此身如此と申と披露、誠ふんくゎいなる事にて候」 〔魏志‐程暁伝〕
② 思いのほかであること。格別であること。また、そのさま。
※杜詩続翠抄(1439頃)九「此様に分外の面白き事ある也」

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デジタル大辞泉 「分外」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐がい〔‐グワイ〕【分外】

[名・形動]
身分や分限を越えていること。分に過ぎること。また、そのさま。過分。「分外な望みをいだく」
思いのほかであること。また、そのさま。「分外に多い」
[類語]過分

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普及版 字通 「分外」の読み・字形・画数・意味

【分外】ぶんがい

過分。

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