分煙(読み)ぶんえん

精選版 日本国語大辞典 「分煙」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐えん【分煙】

〘名〙 喫煙場所時間を区切ること。

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デジタル大辞泉 「分煙」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐えん【分煙】

喫煙する場所や時間を区切り、非喫煙者がタバコの煙を吸わないですむようにすること。→受動喫煙

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百科事典マイペディア 「分煙」の意味・わかりやすい解説

分煙【ぶんえん】

喫煙と禁煙の場所や時間を分けること。タバコ本体から発生する副流煙と呼ばれる煙に発癌(がん)物質が多量に含まれることから,非喫煙者の健康を守ることと,喫煙者と非喫煙者の無理のない共存が目的。 米国から広がり,最初は喫煙マナー的な措置だったが,現在は日本でも職場や駅の構内,交通機関などの公共の場では,分煙が浸透し一般化している。航空会社ではJAL(日本航空)が1998年9月以降,ANA(全日空)が同年10月以降,国内線の全路線の飛行機内を全席禁煙としている。→抑煙タバコ受動喫煙

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分煙」の意味・わかりやすい解説

分煙
ぶんえん

企業内で盛んに行なわれるようになった喫煙対策。喫煙時間を決める,喫煙コーナーを設ける,会議中禁煙にする,など時間・場所の分煙対策が多くの企業で工夫され,取り入れられている。たばこは,喫煙者では非喫煙者に比べ,肺癌虚血性心疾患慢性気管支炎などの発生率が高く,健康にとって好ましくないことが知られている。また,喫煙者だけでなく,喫煙者の周囲にいる人もたばこの煙を吸う場合をパッシブ・スモーキング (受動喫煙) と呼び,その害も指摘されている。喫煙は本人嗜好 (しこう) の問題だが,周りの人への悪影響を考えると公共施設や職場などでは,ある程度の制限はやむをえないとする考え方が反映されている。

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人事労務用語辞典 「分煙」の解説

分煙

喫煙する場所を定め、それ以外の場所を禁煙とする方法です。禁煙タイムなどを設ける「時間分煙」に対して、「空間分煙」と呼ぶこともあります。

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