分陰(読み)フンイン

デジタル大辞泉 「分陰」の意味・読み・例文・類語

ふん‐いん【分陰】

わずか一光陰。きわめて短い時間寸陰。「分陰を惜しむ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「分陰」の意味・読み・例文・類語

ふん‐いん【分陰】

〘名〙 わずか一分(ぶ)の光陰。少しの時間。寸陰。
菅家文草(900頃)二・奉和兵部侍郎哭舎弟大夫之作「君悲逝水孤浮一レ浪、我泣分陰共鏤一レ氷」 〔晉書‐陶侃伝〕

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普及版 字通 「分陰」の読み・字形・画数・意味

【分陰】ふんいん

わずかの時間。〔晋書、陶侃伝〕大禹はなるも、乃ち寸陰を惜しみたり。衆人に至りては、當(まさ)に陰を惜しむべし。

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