出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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[遺伝子・形質の分離]
生殖のために接合体が配偶子をつくるとき,二つの対立遺伝子は互いに分かれて別々の配偶子に入っていく。これを分離の法則とよび,メンデルの遺伝の法則の中でもっとも重要なものである。ABO血液型に関し,両親がともにAB型,すなわちIAとIBのヘテロ接合体である場合を想定しよう。…
…かりに片方の親の遺伝子型をAA,他方をaaと表すことにする(Aはaに対して優性)と,この両親を交雑した場合,雑種第1代の遺伝子型はAaとなるが,この世代のすべての個体は優性遺伝子Aの表現型を示す(メンデルの優劣の法則)。雑種第1代の配偶子形成においてAとaは機会的に1:1の比に分離する(分離の法則)ので,雑種第1代どうしの交雑によって生じる雑種第2代では,AA,Aa,aaという遺伝子型をもった個体が1:2:1の割合で生じるが,表現型ではふつう優性:劣性が3:1の比で現れる。この場合優性形質を持った個体の遺伝子型にはAAとAaの2種があり,遺伝子型AAの個体は次代ではすべて優性形質を示す個体のみを生じるが,Aaの個体は次代において優性形質をもつ個体と劣性形質をもつ個体をふたたび3:1の比で生じる。…
※「分離の法則」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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