切て回る(読み)きってまわる

精選版 日本国語大辞典 「切て回る」の意味・読み・例文・類語

きっ【切】 て 回(まわ)

① あちらこちらと手当り次第に切る。
平家(13C前)九「あれに馳せあひ、これに馳せあひ、きてまはるに」
物事を処置するのに、中心になって活動する。
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「地代から貸金催促まで家事一切独(ひとり)で切って廻る程あって」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android