精選版 日本国語大辞典 「切断・截断」の意味・読み・例文・類語
せつ‐だん【切断・截断】
〘名〙
① 物をたちきること。つながりやかかわりをきり離すこと。
③ 有理数全体を大小の順に並べておいて、ある所で二つに切ること。すなわち、有理数全体を次の、A、Bはいずれも少なくとも一つの有理数を含む、Aの有理数はBのどの有理数よりも大きい、という二つの条件をみたすように二つの組A、Bに分けることを切断または有理数の切断という。無理数の厳密な定義をあたえるのに、ドイツの数学者デデキントがこの概念を用いたので、デデキントの切断ということもある。
④ 全順序集合Aの順序を大小の関係になぞらえて、Aをデデキントの切断のように二つに分けること。
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