切磋・切瑳(読み)せっさ

精選版 日本国語大辞典 「切磋・切瑳」の意味・読み・例文・類語

せっ‐さ【切磋・切瑳】

〘名〙 (「切」は骨を刻む、「磋」は骨や角をみがくの意)
① 骨・角・石・玉などを刻みみがくこと。
色葉字類抄(1177‐81)「切磋 セッサ 瑩也」
地蔵菩薩霊験記(16C後)一〇「瓦礫のあらき石も切磋(セッサ)によりて光を生ず」
② 知徳・学芸をねりみがくこと。学問技芸などに努め励むこと。
※三教指帰(797頃)上「玉縁琢磨、成車器、人待切瑳、致穿犀才
※俳諧・俳諧世説(1785)五「かへすがへす撰集の事は一場のはれ業(わざ)なり。よく是を切磋(セッサ)して世に行ふべきをや」 〔韓詩外伝‐二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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