精選版 日本国語大辞典 「初会」の意味・読み・例文・類語
しょ‐かい ‥クヮイ【初会】
〘名〙
※俳諧・笈日記(1695)上「正秀亭初会興行の時 月しろや膝に手を置宵の宿〈芭蕉〉」
※評判記・美夜古物語(1656頃)「世の中の物がたりすなるうちに、初会のおとこに逢そめてより、しみてのちくぜつ心中のだんだん迄、ふたりして、女、男にかはりてかたりきかせしぞ」
⑤ ⇒しょえ(初会)
しょ‐え ‥ヱ【初会】
〘名〙 仏語。仏が悟りをひらいて、初めて説法する集会。
はつ‐かい ‥クヮイ【初会】
〘名〙 (「はつがい」とも) その年になって初めての会合。《季・新年》
※俳諧・詞林金玉集(1679)四「初会や詞の花の種おろし〈盛之〉」
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