別伝妙胤(読み)べつでん みょういん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「別伝妙胤」の解説

別伝妙胤 べつでん-みょういん

?-1348* 南北朝時代の僧。
臨済(りんざい)宗。元(げん)(中国)にわたり杭州(こうしゆう)径山(きんざん)の虚谷希陵に師事してその法をつぐ。貞和(じょうわ)2=正平(しょうへい)元年京都建仁寺住持となる。元の国の人という説もあるが,うたがわしい。貞和3=正平2年12月15日死去。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「別伝妙胤」の意味・わかりやすい解説

別伝妙胤
べつでんみょういん
Bie-chuan Miaoyin

中国,元の臨済宗の僧。足利尊氏の招きに応じて来朝。建仁寺の住職をつとめ,のち鎌倉の浄智寺に移った。その法系別伝派と称し,日本禅宗の 24流の一つ

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android