デジタル大辞泉 「別儀」の意味・読み・例文・類語 べつ‐ぎ【別儀/別義】 1 ほかのこと。別のこと。余の儀。「お願いの筋は―ではない」2 考慮に入れなければならない特別の事情。別状。「今度ばかりは―を以てゆるし申すなり」〈太平記・三八〉3 (打消しの語を伴って)都合の悪い事。さしさわり。支障。「久兵衛さへ合点なら、身共に―ござらぬと」〈浄・八百屋お七〉 べち‐ぎ【▽別儀/▽別義】 「べつぎ(別儀)」に同じ。「いや、―もござりませぬ」〈伎・壬生大念仏〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「別儀」の意味・読み・例文・類語 べち‐ぎ【別儀】 〘名〙 (「べち」は「別」の呉音)① =べつぎ(別儀)〔文明本節用集(室町中)〕② 抹茶の茶銘の一つ。腋芽のみで製したもの。※御伽草子・酒茶論(古典文庫所収)(室町末)「まつぼのうちにとりこもり、〈略〉極上別儀の御ちゃをも色をもさらにわきまへず」 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報