別封(読み)べっぷう

精選版 日本国語大辞典 「別封」の意味・読み・例文・類語

べっ‐ぷう【別封】

〘名〙 (「べつふう」とも。別々に封じる意)
一つ手紙の中に別に添える封書
雪中梅(1886)〈末広鉄腸〉上「封押し切れば、ハタ膝上に落つる白紙の封に『金三十円』と書し、〈略〉失敬を顧みず別封を呈す」
② 別に出すたより。別便
※今年竹(1919‐27)〈里見弴秋雨の宵「別封の小切手書留で出すつもりで」

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デジタル大辞泉 「別封」の意味・読み・例文・類語

べっ‐ぷう【別封】

[名](スル)
別々に封をすること。また、別に封じたもの。「交通費別封する」
手紙の中に別に添えた封書。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「別封」の読み・字形・画数・意味

【別封】べつぽう

別に分け封ずる土地

字通「別」の項目を見る

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