制可(読み)せいか

精選版 日本国語大辞典 「制可」の意味・読み・例文・類語

せい‐か【制可】

〘名〙 (「制」はみことのりの意) 天子が詔して可とすること。天皇政務を裁可すること。
日本外史(1827)一二「及元就書至、即制可之」 〔杜甫‐故秘書監蘇公源明詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「制可」の意味・読み・例文・類語

せい‐か【制可】

[名](スル)《「制」はみことのりの意》天皇が許可を与えること。勅許

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「制可」の読み・字形・画数・意味

【制可】せいか

天子の許可。〔史記、秦始皇紀〕士と議して曰く、~臣等昧死して號を上(たてまつ)り、~命を制と爲し、令を詔と爲し、天子自らして(ちん)と曰はんと。王曰く、~號して皇と曰はん。他は議の如くせよと。制して曰く、可なりと。

字通「制」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android