制吒迦・勢多迦(読み)せいたか

精選版 日本国語大辞典 「制吒迦・勢多迦」の意味・読み・例文・類語

せいたか【制吒迦・勢多迦】

(Ceṭaka の音訳息災・福徳聚勝と訳す) 仏語八大童子の第八。矜羯羅(こんがら)童子とともに不動明王脇士で、右に侍立する。童形緋衣をまとい、左に三鈷(さんこ)を握り右に金剛棒をとり、怒りの相をあらわす。制吒迦童子
平家(13C前)五「われは是大聖不動明王の御使に、こんがら・せいたかという二童子なり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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