刹利(読み)セツリ

デジタル大辞泉 「刹利」の意味・読み・例文・類語

せつり【刹利】

刹帝利せっていり」の略。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「刹利」の意味・読み・例文・類語

せつ‐り【刹利】

〘名〙 「せっていり(刹帝利)」の略。
※百座法談(1110)七月七日「刹利の家にむまれおはしましてこの生のたのしみをのみこそおほしめすへけれと」
太平記(14C後)三二「天に飛揚して鳴叫(なきさけ)びける間、大臣・公卿・刹利(セツリ)居士、皆宮中に逃籠る」 〔夢渓筆談‐巻二四〕

せち‐り【刹利】

俊頼髄脳(1115頃)「いふならくならくのそこに入りぬればせちりも修陀もかはらざりけり」

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