刺す竹の(読み)サスタケノ

デジタル大辞泉 「刺す竹の」の意味・読み・例文・類語

さすたけ‐の【刺す竹の】

[枕]《「さすだけの」とも》「君」「皇子みこ」「大宮」「舎人とねり」などにかかる。「さす」は生え伸びる意で、竹が勢いよく生長するところから、君・宮廷をたたえる意で用いたものという。
「―大宮人の踏みならし通ひし道は」〈・一〇四七〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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