前川正一(読み)まえかわ しょういち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「前川正一」の解説

前川正一 まえかわ-しょういち

1898-1949 大正-昭和時代の農民運動家。
明治31年2月1日生まれ。同志社大を中退して父の郷里香川県にかえり,大正12年日本農民組合香川県連合会会長。15年労働農民党中央執行委員,昭和3年全国農民組合中央常任委員。12年衆議院議員(当選2回)。戦後,日本農民組合が再建され中央委員となる。昭和24年7月11日死去。52歳。広島県出身。著作に「農民組合の話」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の前川正一の言及

【農民労働党】より

…以後綱領草案をめぐって総同盟,官業労働総同盟など右派と評議会など左派が激しく対立し,総同盟は政治研究会,水平社無産者同盟の参加に反対して脱退した。このため日農の前川正一らは評議会の自発的脱退,政治研究会の解体という妥協案をつくり,総同盟には加盟勧告をしないことにして,ようやく12月1日農民労働党を結成した。書記長浅沼稲次郎。…

※「前川正一」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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