前田正之(読み)まえだ まさゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「前田正之」の解説

前田正之 まえだ-まさゆき

1842-1892 幕末-明治時代の尊攘(そんじょう)運動家,官吏
天保(てんぽう)13年1月4日生まれ。大和(奈良県)十津川(とつがわ)郷士。文久3年禁裏守衛の任につく。同年天誅(てんちゅう)組の挙兵に際し,丸田監物(けんもつ)らとともに帰郷して郷士に離脱するよう説得した。慶応3年鷲尾隆聚(わしのお-たかつむ)の高野山挙兵にくわわる。のち戊辰(ぼしん)戦争に従軍。維新後は兵部省につとめ,皇宮警部にすすんだ。明治25年7月23日死去。51歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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