前輪(読み)まえわ

精選版 日本国語大辞典 「前輪」の意味・読み・例文・類語

まえ‐わ まへ‥【前輪】

〘名〙
馬具鞍橋(くらぼね)一部前部輪形に高まった所をいう。⇔後輪(しずわ)
保元(1220頃か)中「鞍の前輪より、鎧の前後草摺を」
② 前の方の車輪ぜんりん
茶話(1915‐30)〈薄田泣菫米人のお国自慢「車台も前輪(マヘワ)滅茶々々に押し潰してしまった」

ぜん‐りん【前輪】

〘名〙 乗物の、前の車輪。
一千一秒物語(1923)〈稲垣足穂〉 THE MOONRIDERS 「前輪を砂地に突っこんで モータサイクルはトンボ返りを打った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「前輪」の意味・読み・例文・類語

まえ‐わ〔まへ‐〕【前輪】

前の方の車輪。
鞍橋くらぼねの前部の山形に高くなっている部分。→後輪しずわ

ぜん‐りん【前輪】

車の前の車輪。⇔後輪

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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