前駆物質(読み)ゼンクブッシツ

デジタル大辞泉 「前駆物質」の意味・読み・例文・類語

ぜんく‐ぶっしつ【前駆物質】

前駆体

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

化学辞典 第2版 「前駆物質」の解説

前駆物質
ゼンクブッシツ
precursor

生理活性物質が何段階かを経て合成される際の中間体.タンパク質やペプチドの場合は語尾に-ogenを付けるか,語頭にpro-を付ける場合が多い.たとえば,ペプシノーゲンペプシン(消化酵素),フィブリノーゲンフィブリン(血液凝固),プロインスリンインスリン(血糖調節).分泌タンパク質が生合成される際の翻訳直後で分泌シグナルを有する前駆物質には,接頭語としてpre-をつける(preproinsulin→proinsulin→insulin).[別用語参照]副じん皮質刺激ホルモン

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「前駆物質」の解説

前駆物質

 →前駆体

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

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