剖判(読み)ほうはん

精選版 日本国語大辞典 「剖判」の意味・読み・例文・類語

ほう‐はん【剖判】

〘名〙
天地などの分かれ開けること。開闢(かいびゃく)
※三教指帰(797頃)上「竊惟、清濁剖判、最霊権輿」
※開化本論(1879)〈吉岡徳明〉下「天神既に天地剖判の始に生れて、億兆人類の祖たり」 〔韓非子‐解老〕
② はっきりと区別がつくこと。また、はっきりと区別して分けること。
※大学垂加先生講義(1679)「孟子性善を言功と同とあり。利の弁を剖判して論ぜり」 〔左思‐呉都賦〕

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普及版 字通 「剖判」の読み・字形・画数・意味

【剖判】ほうはん

開闢。

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