劉覧・瀏覧（読み）りゅうらん

精選版 日本国語大辞典

りゅう‐らん リウ‥【劉覧・瀏覧】

〘名〙 (「劉」はつらねならべるの意)

① 通覧すること。目を通すこと。あまねく見ること。

※匏菴十種（1869）〈栗本鋤雲〉暁窓追録「日本史日本記日本外史の類瀏覧遺す無く旁ら雑書に及べり」 〔淮南子‐原道訓〕

② 他人を敬って、その人が閲覧することをいう語。

※伊藤特派全権大使復命書附属書類（1885）天津談判「撤兵の事に就ては本大臣条約の案を起稿したるを以て、之を閣下の瀏覧に供し、敢て高論の在る所を問はんとす」

出典　精選版 日本国語大辞典