劊子手(読み)かいししゅ

世界大百科事典(旧版)内の劊子手の言及

【刑具】より

…したがって,その刑に応じ種々の刑具が用いられた。例えば死刑の場合,清代における斬刑の執行人たる劊子手(かいししゆ)の刀(鬼頭刀)は明代から伝わる5種の名刀であったという。絞刑は受刑者の首を縛った縄に棒を差し込み,これを回して絞め上げるものであった。…

【刑吏】より

…清代,絞刑は絞手(こうしゆ)によって執行された。また斬刑の執行人は劊子手(かいししゆ)(また劊子,劊手,鬼頭手)と称され,定員は10人,刑部に所属した。京師の北京では数家のものが姜(きよう)姓を名のり,明代からこの役を世襲していた。…

【凌遅処死】より

…清代の方法では,両乳に刃を入れ,両手足を斬り,腹を割いて臓腑をとり出し,喉を断って殺したという。簡単に絶命させないための死刑執行人(劊子手(かいししゆ))相伝の技術があった。加える刀の数によって等級があった。…

※「劊子手」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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