功課(読み)コウカ

デジタル大辞泉 「功課」の意味・読み・例文・類語

こう‐か〔‐クワ〕【功課】

仕事などの出来ぐあい。また、その評価
習得すべき課目学課
「―を一時に貪り取るときは」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「功課」の意味・読み・例文・類語

こう‐か ‥クヮ【功課】

〘名〙
① 職務達成の程度。成績功労
令義解(718)雑「凡官戸奴婢充者。本司明立功課案記」 〔漢書‐薛宣伝
② 職務達成の程度を評価すること。考課考績
※将門記(940頃か)「将門の為に功課有る可き由宮中に議らる」 〔後漢書‐百官志・一〕
役務、物質あるいは金銭などの提供を割り当てること。
太平記(14C後)一三「兵革の弊(つひえ)の上に此功課(コウクヮ)を悲しめり」
④ 誤って功過に通じ用いられる。
※小右記‐治安元年(1021)正月六日「余依関白命申受領功課
⑤ 学ぶべき課目。修得する課業。学課。
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一「多く功課を一時に貪(むさぼ)り取るときは」

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普及版 字通 「功課」の読み・字形・画数・意味

【功課】こうか(くわ)

成績。〔漢書、宣伝〕宣、考績功課、は兩府(丞相府、御史府)に在り。敢てして、以て欺誣(ぎふ)の罪を奸(をか)さず。

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