加点(読み)カテン

デジタル大辞泉 「加点」の意味・読み・例文・類語

か‐てん【加点】

[名](スル)
得点を加えること。「白組は着実に加点した」
漢文訓点を書き加えること。ヲコト点返り点仮名などを書き加えて訓読法を示すこと。
文書項目に、承諾肯定しるしとして、その上にかぎ形の印などをつけること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「加点」の意味・読み・例文・類語

か‐てん【加点】

〘名〙
[一]
① 漢文文献を読む際、理解の助けとして句読科段・四声等を示す符号類を文献上に記入すること。また、その符号。広義には、発音を示す音注、語義を示す訓注段落を要約する科文等の注記類を記入すること、またその注記をも含めていう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 文書に、確認、承諾の意を示すために印などの符号を加えること。また、その符号。加鉤。
[二] 或る点数にさらに点を加えること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「加点」の読み・字形・画数・意味

【加点】かてん

詩文添削をする。唐・岑参〔張直公の南に帰りて拝省するを送る〕詩 言、點を加へず 七ほ遲きを

字通「加」の項目を見る

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