加茂儀一(読み)かもぎいち

日本大百科全書(ニッポニカ) 「加茂儀一」の意味・わかりやすい解説

加茂儀一
かもぎいち
(1899―1977)

技術文化史家。神戸市出身。東京商科大学(現、一橋大学)卒業。気象技術官養成所、東京工業大学教授を経て小樽(おたる)商科大学学長、関東学院大学教授、日本科学史学会会長、世界連邦建設同盟理事長を歴任ルネサンス家畜栽培植物、技術の歴史などを研究。レオナルド・ダ・ビンチギッシングに傾倒し、主著に『家畜文化史』『榎本武揚』『騎行・車行の歴史』などのほか、遺稿『レオナルド・ダ・ヴィンチ伝』(1984・小学館)がある。

[遠藤一夫]

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加茂儀一」の解説

加茂儀一 かも-ぎいち

1899-1977 昭和時代の科学技術史学者。
明治32年11月6日生まれ。中央気象台気象技術官養成所教授,東京工業大教授をへて昭和32年小樽商大学長となる。日本科学史学会会長。「家畜文化史」「世界文化史」などの著作をのこした。昭和52年11月7日死去。78歳。兵庫県出身。東京商大(現一橋大)卒。

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