助業(読み)じょごう

精選版 日本国語大辞典 「助業」の意味・読み・例文・類語

じょ‐ごう ‥ゴフ【助業】

〘名〙 仏語阿彌陀仏対象として行なう正行うち正定業である称名念仏を除いた読誦・観察・礼拝・讚歎供養の四つをいう。
選択本願念仏集(1198頃)「助業者除第四口称之外以読誦等四種而為助業

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デジタル大辞泉 「助業」の意味・読み・例文・類語

じょ‐ごう〔‐ゴフ〕【助業】

仏語。正行しょうぎょうのうち、称名(正定業)を除いた他のぎょうをいう。⇔正業しょうごう

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「助業」の意味・わかりやすい解説

助業
じょごう

仏教用語。浄土教でいう,阿弥陀仏極楽浄土に生れるための修行である五正行のうち,阿弥陀仏の名を称える称名 (しょうみょう) を除いた他の四正行をいう。具体的には,「浄土三部経」などを読誦すること,阿弥陀仏を瞑想すること,阿弥陀仏を敬い拝礼すること,および賛嘆供養することをさす。

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