精選版 日本国語大辞典 「助船」の意味・読み・例文・類語
たすけ‐ぶね【助船】
〘名〙
① 水上の遭難者または遭難船を救うために出す船。救助船。すくいぶね。
※俳諧・毛吹草(1638)六「出(いで)て月人の心やたすけ舟〈弘永〉」
※咄本・軽口あられ酒(1705)二「たかさごやこのうら舟にほをあげてゑと、引どもつけず。なをうろたへて、たすけ舟(ブネ)とゆふた」
③ 男子用性器具の一種。
※雑俳・柳多留‐一六六(1838‐40)「くやしさは助け船でももうゆかず」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報