助高屋 小伝次(初代)(読み)スケタカヤ コデンジ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「助高屋 小伝次(初代)」の解説

助高屋 小伝次(初代)
スケタカヤ コデンジ


職業
歌舞伎俳優

本名
伊藤 政吉

生年月日
明治17年 5月2日

出生地
東京・浅草

経歴
7代目沢村訥子の長男。4代目助高屋高助の孫。高助の遺言により明治20年助高屋を継ぎ、助高屋小伝次を名乗って5月東京吾妻座に当麻の悴友松役で初舞台を踏む。父と共に名古屋・大阪の舞台につとめ、東京宮戸座の子供芝居座頭となる。32年5月新富座「椿説弓張月」に島の為朝など5役をつとめ大好評を得る。“神童麒麟児”と云われ前途を嘱されたが、同年8月脳充血のため早世した。

没年月日
明治32年 8月24日 (1899年)

家族
父=沢村 訥子(7代目),弟=沢村 宗之助(初代),祖父=助高屋 高助(4代目)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android