勝光山鉱山(読み)しょうこうざんこうざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「勝光山鉱山」の意味・わかりやすい解説

勝光山鉱山
しょうこうざんこうざん

広島県庄原市川北町,勝光山 (947m) の周辺にある鉱山。勝光山鉱業所の矢野勝光山鉱山,昭和ミネライト工業の昭和勝光山鉱山その他がある。石英粗面岩母岩とする浅熱水性交代鉱床または割れ目充填鉱床で,推定埋蔵量 1800万tといわれるろう石産地。露天階段採掘法で採掘している。ろう石には葉ろう石質,カオリン質および絹雲母質の3種があり,製紙用,耐火材用原料とされている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android