勝論(読み)カツロン

デジタル大辞泉 「勝論」の意味・読み・例文・類語

かつ‐ろん【勝論】

バイシェーシカ学派

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勝論」の意味・読み・例文・類語

かつ‐ろん【勝論】

〘名〙 (Vaiśeṣika の訳) インド六派哲学の一派概念に対応する存在すべてを実在とみなし、これを六句義と呼ぶ六つ範疇に分類して、世界現象を説明する唯物論的思想。カナーダ(一名ウルーカ)によって創始された。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の勝論の言及

【バイシェーシカ学派】より

…インド哲学の一派。漢訳仏典では勝論(かつろん)と訳され,勝論学派とも呼ばれる。開祖はカナーダ(別名カナブジュ,カナバクシャ,ウルーカ。…

※「勝論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android