勝閧橋(読み)かちどきばし

世界大百科事典(旧版)内の勝閧橋の言及

【可動橋】より

…船が通過するとき,橋桁を動かして船の航行に支障のないような構造とした橋。これに対し,ふつうの橋を固定橋という。運河の多いオランダなどでは現在も可動橋がつくられることが多いが,一般には陸上,水上の交通量の増加に伴い,双方の交通遮断を必要とするこの種の橋はしだいに姿を消しつつある。可動橋には種々の構造が考えられるが,大別すると跳開橋,旋回橋,昇開橋の3種がある。軽量であることが求められるので鋼橋とするのが原則で,なかには橋桁を軽金属材料でつくるものもある。…

【隅田川】より

…また,1961年以来中断されていた花火大会も78年から復活した。隅田川には,最下流部にあって,かつて大型船舶の通航に際し跳ね橋として機能した勝閧(かちどき)橋(1940完成)をはじめ,様式の異なる橋が多い。河口近くの浜離宮庭園と浅草の吾妻橋との間には定期遊覧船(水上バス)が運航されている。…

【月島】より

…1893年に,佃島と江東の工業地帯を結ぶ相生橋が晴海運河に架橋され,これと第1次大戦前後の好景気とが相まって,金属・機械工業の中小工場が集まり始め,市街地化が進んだ。1940年に北西側対岸の築地との間に勝閧(かちどき)橋(全長246mの可動橋。70年11月開閉停止)が架橋され,この間を1896年以来結んでいた〈月島の渡し〉は廃止されたが,京浜工業地帯との陸路交通が容易になり,月島の工業は大きく発展した。…

※「勝閧橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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