勧進船(読み)カンジンブネ

デジタル大辞泉 「勧進船」の意味・読み・例文・類語

かんじん‐ぶね〔クワンジン‐〕【勧進船】

江戸時代大坂河口で、勧進比丘尼浄瑠璃歌祭文うたざいもんを語る人を乗せて、停泊中の船を回った船。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「勧進船」の意味・読み・例文・類語

かんじん‐ぶね クヮンジン‥【勧進船】

〘名〙 江戸時代、大坂の安治川、木津川河口などで、停泊中の船をまわって勧進する尼を乗せた小船。比丘尼船。また、山伏や浄瑠璃歌祭文の類を乗せる船にもいった。
※波形本狂言・勧進聖(室町末‐近世初)「是は白髭明神の上葺(うはぶき)の勧進舟じゃ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android