化学走性(読み)カガクソウセイ

デジタル大辞泉 「化学走性」の意味・読み・例文・類語

かがく‐そうせい〔クワガク‐〕【化学走性】

走化性

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

栄養・生化学辞典 「化学走性」の解説

化学走性

 →走化性

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の化学走性の言及

【炎症】より

…電子顕微鏡で見ると,白血球はまず血管壁の内腔側にある血管内皮細胞に付着し,次いで内皮細胞の細胞間隙へ侵入し,そして内皮細胞と周囲組織との間にある基底膜を破って血管の外へと出る。(3)化学走性 血管の外に出た白血球は細菌などの外敵に向かって移動していく。この現象を白血球の化学走性chemotaxis(〈走性〉の項目参照)という。…

【走性】より

…例えば,ガその他の虫が光に向かって飛んできたり(光(ひかり)走性または走光性),魚が流れに逆らって泳いだり,トンボやガが風に逆らって飛んだりする(流れ走性,走流性,走風性)現象がそれにあたる。刺激の種類によってこのように光走性,流れ走性と呼ばれるが,このほか,においのある化学物質に対しておこる化学走性(走化性――ハエなど多くの昆虫にみられる),一定の音に対する音響走性(走音性――カなど),重力走性(走地性――カタツムリなど),一定の温度あるいは湿度の場所に集まってくる温度走性,湿度走性(走温性――ゾウリムシなど,走湿性――ミミズなど)など,生物にはさまざまな走性が認められる。多くの植物は,体全体が移動することがないので走性は認められず,体の一部を刺激に対して一定の方向に向ける屈性がみられる。…

※「化学走性」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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