北上[市](読み)きたかみ

百科事典マイペディア 「北上[市]」の意味・わかりやすい解説

北上[市]【きたかみ】

岩手県中部の市。1954年市制。1991年和賀町,江釣子村合体。中心市街は北上川和賀川の合流点に当たる黒沢尻(くろさわじり)で,奥州街道宿駅,北上川河港として発達。東北新幹線,東北本線,東北自動車道が通じ,北上線が分岐する東西,南北の交通の要地をなしている。昭和30年代から工業団地造成が進み,製造品出荷額は3310億円(2003)で県内1位を占め,電気機器,一般機器,木材パルプなどの工場がある。北上盆地地区は穀倉地帯をなす。リンゴ,長芋,里芋を特産。東日本大震災で,市内において被害が発生。437.55km2。9万3138人(2010)。

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