北原亜以子(読み)キタハラアイコ

デジタル大辞泉 「北原亜以子」の意味・読み・例文・類語

きたはら‐あいこ【北原亜以子】

[1938~2013]小説家東京の生まれ。本名、高野美枝よしえ。女性ならではの視点で描いた時代小説人気を集める。「恋忘れ草」で直木賞受賞。他に「粉雪舞う」「夜の明けるまで」「慶次郎縁側日記」シリーズなど。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北原亜以子」の解説

北原亜以子 きたはら-あいこ

1938-2013 昭和後期-平成時代の小説家。
昭和13年1月20日生まれ。広告制作会社などにつとめながら時代小説をかく。平成元年「深川澪通り木戸番小屋」で泉鏡花文学賞。5年さまざまな仕事にいきる江戸の女をえがいた「恋忘れ草」で直木賞。9年「江戸風狂伝」で女流文学賞。17年「夜の明けるまで」で吉川英治文学賞。平成25年3月12日死去。75歳。死後,歴史時代作家クラブ特別功労賞。東京出身。千葉二高(現・千葉女子高)卒。本名は高野美枝(よしえ)。

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