愛知県西部の市。2006年3月師勝(しかつ)町と西春(にしはる)町が合体して成立した。人口8万1571(2010)。
北名古屋市東部の旧町。旧西春日井郡所属。1961年町制。人口4万3888(2005)。濃尾平野のほぼ中央に位置し,南は新川をはさんで名古屋市に接する。西部を名鉄犬山線,南部を県道名古屋第2環状線が走るなど交通の便がよく,近年は名古屋市のベッドタウンとして発展を続け,1965年から10年間に人口は約3倍に増大した。肥沃な沖積低地にあって米作とともに野菜の栽培が盛んであったが,近年住宅建設や工場進出にともない農地は次々に転用され,農業人口は減少している。天台宗の名刹(めいさつ)高田寺の本堂や本尊の薬師如来座像は重要文化財に指定されている。
北名古屋市西部の旧町。旧西春日井郡所属。人口3万4190(2005)。濃尾平野のほぼ中央に位置し,南は名古屋市に接する。名鉄犬山線,国道22号線が通るなど交通の便がよく,名古屋市近郊の住宅地として,近年急速に都市化が進んでいる。農地は縮小しつつあるが,ニンジン,ホウレンソウなどの野菜栽培が行われる。国道や県道に沿って工場が立地し,機械,化学などの工業が盛んで,倉庫や運送会社の進出もみられる。
執筆者:萩原 毅
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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