北州・北洲(読み)ほくしゅう

精選版 日本国語大辞典 「北州・北洲」の意味・読み・例文・類語

ほく‐しゅう ‥シウ【北州・北洲】

[1] 〘名〙
※御伽草子・御曹子島渡(室町末)「是よりもほくしうに、一の国有、千嶋とも、ゑぞが島とも申」 〔史記‐匈奴伝〕
※正法眼蔵(1231‐53)帰依三宝「四天下とは、東西南北洲なり。そのなかに、北洲は三乗の化いたらざるところなり」
[2]
※俳諧・広原海(1703)一一「北州は閻浮の塵を捨所
[二] 清元。蜀山人(しょくさんじん)作詞。川口お直作曲。本名題「北州千歳寿(ほくしゅうせんねんのことぶき)」。文政元年(一八一八)発表。江戸新吉原の四季の風物をうたったもの。清元では「梅の春」とともに祝儀物の代表曲。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android