北方林(読み)ホッポウリン

デジタル大辞泉 「北方林」の意味・読み・例文・類語

ほっぽう‐りん〔ホクパウ‐〕【北方林】

カナダアラスカ・シベリア・スカンジナビアなど、北緯45~70度に分布する亜寒帯林。総面積約は1300万平方キロメートルで、世界の森林面積の3分の1を占める。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の北方林の言及

【タイガ】より

…現在は山地の針葉樹林を山地タイガと呼び分け,その南限はアルタイ山脈西部やサヤン山脈,シホテ・アリン山脈,北海道などで上記の線から南に突出している。また広義には,西ヨーロッパや北アメリカで北方松柏林boreal coniferous forestまたは単に北方林と呼ぶ,スカンジナビア,カナダ,アラスカなどの亜寒帯林や,アルプス,ヒマラヤその他高山の針葉樹林も,タイガ,山地タイガに含まれる。タイガは地球上最大の森林地帯で,全森林面積の1/3以上に及び,そのうちユーラシア大陸が55%,北アメリカ大陸が40%を占める。…

※「北方林」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android